教 育 内 容
「伸びていく力」を育てていくために、「子どもたちにたくさんの素敵な体験を通して、その中からいろいろなことを『一人ひとりの感性で』学び取っていってほしい」、そんな思いで、ひみようちえんでは下記のような特色ある活動を教育内容の中に取り入れたり、環境の整備を行っております。
和 太 鼓
年少児から少しずつ練習を重ね、年長児になると様々な部隊での発表を経験します。「一人ひとりの音が重なって、ひとつの曲を作り上げていく」「たくさんの方の前で演奏し、努力の成果を賞賛していただく」、そんな経験を通して「力を合わせることの大切さ・素晴らしさ」をしっかり感じ取ってもらえたらと思っております。大人顔負けの迫力ある演奏は、園行事での発表だけでなく、地域の様々なイベントにも参加させていただいております。(過去の出演実績:あばくんち・日見公民館まつり・長崎総科大付属高校文化祭・長崎総科大シーサイドフェスティバル・東長崎イオンでのイベント・東長崎フラワーフェスティバル等)
陶 芸 製 作
伸ばしたり、くり抜いたり、貼り付けたり…粘土は様々な作業や自由な表現を楽しむことができます。通常の粘土では出来上がった作品を保存することはできませんが、陶芸ではその表現を釜で焼くことで、いつまでも保存することが可能です。年間3作品ほどを製作し、その作品は3学期に開催する「絵画・陶芸展」にて展示・発表いたします。年齢による表現の違いを実際に作品を介して見ることで、一人ひとりの子どもたちの成長を感じ取っていただけることでしょう。また、年長さんには6月に行われる楽しい集いの際に、保護者の皆様と一緒に作品を作る機会を設けております。親子で作る素敵な思い出の品が出来上がりますよ。
食育プログラム「すくもぐ」
園では長年、様々な形で子どもたちに「食」を体験してもらっています。野菜の栽培や、「ちびっ子料理」と呼んでいるクッキング体験、おもちつきや梅干・味噌作り(年長児のみ)などの日本の食文化を知ること等々、どの活動も子どもたちが大好きなものです。それらの活動を平成25年度から正式に「すくもぐ」と名前をつけ、総合的な食育プログラムとして園全体で取り組んでいます。「『すくすく』育つためには『もぐもぐ』食べることへの知識が大事だよ」をテーマにして、今までの活動にプラス「すくもぐ集会」という食育啓蒙のための楽しいイベントを毎月行うようにしています。「いろんな栄養を摂る事の大切さ」「食事のマナーの大切さ」「早寝早起き朝ごはん」等々のテーマを、劇や絵本、紙芝居等を通して子どもたちに伝えていきます。
天然芝のグラウンドとトンネルひろば
これまで計画を進めてきた新園庭の工事が完了して、約500㎡の天然芝(ティフトン芝)のグラウンドが遂に完成いたしました。のびのびと元気いっぱいに走ることができる環境は、子どもたちにとって何物にも代えがたいものかもしれません。また、天然芝ですので裸足で過ごすことも可能です。最近よく聞く「グラウンディング」のような効果も期待できるかもしれませんね。
そして、もう一か所、大きなトンネルを真ん中に据えたトンネルひろばもまもなく完成です。こちらの広さは約270㎡で、トンネルの上は野芝の丘になっていて、始めて遊んだ子どもたちはさっそく登って転がったり、トンネルをくぐって遊んだりと楽しく過ごせる場所になりそうです。この広場にはクラピアというグラウンドカバーの植物を植えており、まだ成長途中ですが、こちらも来年の春にはきれいな緑で私たちの目を楽しませてくれると思います。
今後はこの2つのスペースを生かして、よりたくさんの体験を子どもたちに提供していきます。また、地域のお子様のための園庭開放も行っていく予定ですので、ぜひ入園前のご家庭の皆様も遊びに来てくださいね!!
音楽教室(ミュージックタイム)
アートあそび
日見幼稚園で教員として働いてくださっていた時津仁美先生と江村ルミ先生が、それぞれ「ミュージックタイム」「アートあそび」という音楽表現、絵画表現に特化したプログラムを携えて、日見幼稚園の子どもたちのために講師として帰ってきてくれました。2人のそれぞれの専門の知識を生かした指導は、子どもたちにとっても毎回新たな刺激と楽しさがあるようで、子どもたちの笑顔がいっぱいの中で豊かな感性を育てる時間となっております。ご家庭でふとした時に子どもたちの口からこぼれるメロディや、持ち帰ってくる作品から、子どもたちの成長を感じていただけたら、とても嬉しく思います。